グルコシダーゼにはα-グルコシダーゼ≠ニβ-グルコシダーゼ≠ェありますが、ここでは糖尿病などで
血糖値が上がるのを制御する『α-グルコシダーゼ阻害剤』など、α-グルコシダーゼについて掲載します。
α-グルコシダーゼというのは、小腸の中で分泌される消化酵素のひとつです。
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α-グルコシダーゼというのは、小腸の中で分泌される消化酵素のひとつですが、
α-グルコシダーゼのph値は5〜7程度でほぼ中性≠ナす。
したがってα-グルコシダーゼのph値はα-グルコシダーゼの酵素としての
役割にはあまり関係はありませんし、
α-グルコシダーゼのph値に影響を与えるほどの強酸性や強アルカリ性の
物質が腸内にあったら大変です。
α-グルコシダーゼとph値に関連する話をするのであれば、糖尿病の患者さんに投与する
α-グルコシダーゼ阻害剤の話になるでしょう。
α-グルコシダーゼという酵素は、小腸の粘膜細胞の中にある酵素で、
その役割は糖分を分解してブドウ糖に変えるものです。
糖分というのは人間の活動エネルギーとして不可欠なものですが、
食べ物を食べて栄養素として吸収する場合に糖分はブドウ糖まで
分解してしまわないと吸収できません。
ですからα-グルコシダーゼという酵素は、
糖分を栄養として体内に取り込むために大変重要な働きをしている酵素です。
ところで人間の活動エネルギーとして大事な糖分なのですが、実は体内に糖分が
あり過ぎても困った事になります。いわゆる高血糖≠ニいわれる状態ですが、
高血糖というのは短期的には直接身体を壊すものではありませんが、
高血圧と同じく長いタイムスケールでみると病気の原因になる好ましくない状態です。
健康な人であれば、食事の後に小腸から大量の糖分を吸収しても、
高血糖にならないように血液に含まれている糖分の値、つまり血糖値を
一定にするメカニズムが働きます。
この血糖値の調整システムが壊れてしまった病気が糖尿病です。
現在の医学では基本的に糖尿病は完治しないといわれており、
糖尿病が発症した場合は、自分自身で血糖値の管理をしなければなりません。
その中でも結構難しかったのが、食後の血糖値です。
食事というのはもともと栄養を摂るためのものですから、
食事をすると人間の内臓はフルに活動して食物を栄養に変えて体内に吸収します。
ですから健康な人でも食後は血糖値が上昇しますが、体内の抑制ホルモンが働いて
血糖値を調整しますので問題はありません。
しかし、糖尿病の人は血糖値を制御出来ませんので、
血糖値を調整するのに色々と苦労するわけです。
そこで最近この血糖値の上昇を抑えるのによく使われているのが
α-グルコシダーゼ阻害剤≠ニいう薬です。このα-グルコシダーゼ阻害剤というのは、
腸内のα-グルコシダーゼの活動を邪魔する事によって、糖分をブドウ糖に変える時間を
遅らせて、食事後に血糖値が急上昇するのを抑える効果がある薬なのです。
このα-グルコシダーゼ阻害剤があれば、今まで血糖値の急上昇を避ける為に
食事の量を制限されてきた糖尿病の人も、比較的普通の人と同じような食事を摂る事が
可能になってきました。このα-グルコシダーゼ阻害剤を実用化するのには、
結構苦労がありまして、一番大変だったのはα-グルコシダーゼ阻害剤が働く
小腸に薬を届かせるために、pH1〜2という強酸性の胃袋を無事に通過させなければならない
という点でした。薬効をpHや温度に影響されずに保つというのは、
消化器系の薬の条件ともいえるでしょう。
※注意
ちなみに、このα-グルコシダーゼ阻害剤を健康な人が飲んだら、
糖分の吸収が遅くなるのでダイエット効果があると思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
α-グルコシダーゼ阻害剤は、あくまで糖分の吸収を遅らせる≠セけで、
最終的にはちゃんと吸収されてしまいますので、ダイエット効果はありません。
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